iPS細胞から精子・卵の作成がOKに(追記 |
17日に、タイトルの件が文科省専門委員会で決まったようです(読売、時事)。胚の作成については検討を継続だとか。(最終更新:21 octobre 2008) 最近のiPSネタでは、15日に阪大グループがiPS細胞を用いたダウン症の研究を始める話がありました(日経)。 それから、9〜10日の報道では、ウィルスを用いないマウスiPS細胞の樹立に、京大山中グループが成功した話がありました(読売、朝日、毎日)。 狙った細胞への分化が未だ難しいようですが、着実に技術は進歩しています。倫理は追いついているのでしょうか…。 P.S.ふと思ったのですが、iPS細胞から精子・卵を作成すると言うことは、細胞の元の持ち主のDNAを引き継ぐってことになるのでは?発生学研究ならまだしも、生殖医療用にこれを供するって話に今後なってくると、元の持ち主の承諾の要否とか近親婚の危険性とか、複雑な問題が出てきそう。 あと、無精子症とかでの不妊の場合、iPS→精子への分化が安全にできるようになれば、第三者提供の精子による人工授精(AID)は廃れそうですね。 色々事情がありまして、身の振り方を考えなきゃならなくなりました。 とりあえず、しばし実家に帰ります。 |
by vla_marie
| 2008-10-18 23:35
| なるほど
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