ES細胞を利用して、胎児への化学物質の影響を試験 ほか |
タイトルの件、6日に報道がありました。 国立環境研究所のチームが手がけ、ES細胞自体は京都大再生医科学研究所から提供を受けるそうです(朝日、読売)。厚労省専門委員会の倫理審査済みの案件の模様。 これは多分、(死亡)胎児の組織・細胞を使っても同様の研究が可能なんだと思います。ただ、ES細胞だと試料を均質にできるメリットがあるのでしょう。 ちなみに、ES細胞研究は国の機関の審査が必要なのに、一般的な胎児組織の場合はモラトリアム状態にあることが玉井先生なんかは指摘するところだったハズ。でも、最近の動向はあまり聴こえてきませんねぇ…。 iPS細胞の登場以後、ES細胞関係の話題も少なくなりましたが、他目立つ記事は先月(9月)24日の記事。 韓国の黄元教授のヒトES細胞の特許申請が6カ国で却下されたと報道されていたので、覚書(朝鮮日報)。これに先立って23日にはオーストラリアで特許承認の話題が報じられています(朝鮮日報)。 整理すると、特許を認める→豪、認めない→韓・EU・露・加・中・新ですか。両者でどう判断が分かれているのか? ほか最近気になったのは、介護用ロボット・スーツのリース開始の話(10日から)(産経、毎日、日経)。有名な山海先生が開発したモデルをダイワハウスの出資で量産化するという話のようですね。 介護の現場に導入するのには、若干リース料が高い気がしますが初号機ですからねぇ…。人が集まらないなら導入するしか無いんでしょうけど。 リース販売にしているのは、経費で落とせるように事業者のことを考えてなのか、技術流出の危険を少なくするという開発側の都合があったりするのか、何か色々な都合がありそうな予感。 一昨日(6日)から医学部キャンパスでの引越(整理されていない状況をそのまま環境移行の巻)に参加して若干疲れが残っています。15日にはこっちのラボでも清掃・入替があるので、自分のブースを片付けておかねば…。 |
by vla_marie
| 2008-10-08 02:52
| なるほど
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