NNNのドキュメンタリー『生殖ビジネスで母になる』 |
録画していたものの、昨晩結局リアル・タイムで見てしまいました(NNN公式)。体調不良も手伝って、今日は凄く眠いです。 卵子・精子提供や代理出産で子供を得た女性orカップルを取材したドキュメンタリー番組でした。消えてなければココに本編が…。たしか、昨年も似たような番組を作成していたはずなので続編になるのでしょう。 この手の話題は多くの人の興味を惹くものですが、どれもこれも”成功例”が取材対象であることには注意して見た方が良いかもしれません。もとより、失敗した例や裁判沙汰になっているケースは取材しにくいのでしょうけど。基本的に成功者が肯定意見を述べ、取材側がそれに対して尚課題があることを事例で紹介するという構成になっています(ex.ベビーM事件やインドで今話題の代理出産事件など)。 番組では、卵子・精子・余剰卵の売買ビジネスだとか、姉妹間の代理出産契約でも金銭の授受があることなど、「子が欲しい」ニーズを満たす産業としての生殖ビジネスへの「金銭の媒介」を中心に採り上げたかったようです。つまり、「命を金で買うのか?」。 感想としては、「アメリカでは〜(だから良かった)」という言葉が番組のあちこちで使われていたのが印象に残りました。実際紹介されたのは、殆どがアメリカの事例でした。 ただ、いわゆる内陸のアメリカ(保守的なアメリカ)も含めて、こうした問題に対してアメリカ全土に一様にリベラルな見解がある訳ではないと理解していますが…番組としては急進的な部分を敢えて採り上げたということなのかもしれません。 |
by vla_marie
| 2008-09-09 19:40
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