無戸籍女性の婚姻届受理→その子供にも戸籍を ほかメモ |
朝からラボでしたが、同じフロアのLL教室からストラヴィンスキーが爆音で! いやおうにもテンションがあがる環境です(汗。 タイトルの件は昨日報道があったものです(東京新聞、毎日1、毎日2、朝日読売(11日)、産経)。民法772条のいわゆる「300日規定」に絡んだケースとして、かなりよく報道されていました。 無戸籍のままで女性の婚姻届を受理、そこで子に戸籍を作ることが出来たということです。法務省が戸籍以外の他の書類でも身分事項が確認できれば婚姻届を受理できると示したことを受けての措置ということで、子供の方を積極的にどうこうではなく、婚姻届の方の事務手続きを調整して解決を図ったということですね。 読売(11日)の記事には、女性の方も「強制認知」の調停で戸籍を作るとあるので、この方に関してはひとまず一安心でしょう。300日規定問題の殆どのケースは、この「強制認知」でカタがつくのじゃないのかな? ちなみに、朝日記事で二宮先生が「婚姻や出生の届け出の証明方法を柔軟にして、戸籍至上主義を改めてほしい。」とコメントされていますが、ラディカルに戸籍廃止論まではいかないのですね。。。 一方、三重では、無戸籍児の住民基本台帳登録を市長が「できない」としているケースがあるようです(毎日)。 再生医療関係。 まず6日、ES細胞等の簡単な解説がASCIIに出ています。外胚葉の分化も解明された、と新しい情報が簡潔に紹介されています。 5日、「細胞バンク」計画について総合科学技術会議が報告書案をまとめた、とあります(日経)。 11日、京大山中教授が香港の学術賞受賞だそうです(読売)。おめでとうございます。 驚くのが11日にアメリカで報告された技術。ESもiPSも使わずに、膵臓に3種類の遺伝子を入れるだけでインスリンを作るベータ細胞ができると、ハーバード大グループが発表したとあります(読売、日経)。安全性の確認ができれば…こっちの方がiPSより早く実用化されそうな予感。 臓器移植関連。 11日、脳波記録紛失問題があった金沢大附属病院が、再発対策ができたので脳死判定を再開すると報じられています(毎日、読売)。 11日、「ハンセン病基本法」が成立しました(毎日)。これについては、知人の方が詳しいですな…。 9日から12日にかけて、原爆症認定訴訟について、仙台高裁・大阪高裁の判決について、原告も政府も上告しない旨報じられています(毎日、中国新聞)。これについてはネットで検索かけるだけで300件overのニュース記事が出てきますね。係争中の原告団の中には、この流れに反発する動きもあるようです。 晴れたので、昨日のエントリー通り税務署に行きました。が…書類に出てきた数字が謎? 職員に何度も確認ましたが自信を持って「間違いないです」とコメントを頂きました。もう知りませんよ(ぉ。 |
by vla_marie
| 2008-06-12 23:04
| なるほど
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