『ケースブック医療倫理』+そのほかメモ |
午前中までにK先生から依頼された校正作業をやっつけてしまおう!と思っていましたが、これが終わらない(苦。方法論は違っても、無関係な領域ではないので…勉強になると思ってやるしかないですかー。 さてメモですが、今回は臓器移植から。 30日タイトルの件が報道されていました(産経、朝日)。情報提供と引き換えの移植で、移植順位(順番)の件で「不公平ではないか」という声があるとのこと。 27日、超党派で作る臓器移植法改正推進議員連盟(河村建夫会長)が衆参60人でスタートしました(毎日(28日)、毎日(27日))。「脳死=人の死」とする中山案をベースに、移植臓器の調達を拡大する方向のようです。 iPSとか再生医療とか。 23日、iPSなどの知的財産を確保するために、大規模プロジェクトへ特許庁が人員を派遣すると報道されています(読売)。 27日、慶大が患者の皮膚細胞からiPS細胞作成研究スタートを発表したそうです(読売)。 28日、総合科学技術会議生命倫理専門調査会が、ES細胞指針見直し、手続を簡素化を決定しました(読売)。ちなみに、ブラジルではES細胞研究の合憲性が裁判で争われている模様(サンパウロ新聞)。ブラジルの違憲審査制って、特殊だった気がしますよ(PDF)。 そのほか。 28日、厚労省が設置を予定している医療事故調査機関「医療安全庁」につき、日医が統一見解を示したとあります(産経)。 30日、中医協のあり方を見直すべきだと、厚労相が発言したと(毎日)。 29日、300日規定で無戸籍になった女性が出産だそうです(産経、読売、毎日)。法相が手だてを用意するという話ですので、大事にはならんのではないかと思います。とはいえ、これを梃子に法改正に踏み込もうという方々も居られるでしょうけど。 赤林・大林編の人気ケースブックを購入(bk1)。書評にもあるとおり、ウルトラ親切にできています。対象は一般〜コ・メディカル辺りかと。 私が今調べている案件について、似たようなケースが紹介されていないか見てみましたが…無いですね(残念!)。内容がちょい古い以外は優秀なテキストだと思うので、改訂を期待したいです。 |
by vla_marie
| 2008-05-31 22:57
| 本
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