日本医大、事故調査委員会の議事録開示を拒否(ほか |
ニュース・メモ。 障害を持って生まれた子の母親が、病院側の出産時の処置についての事故調査委の議事録開示を求める→病院側は「個人情報保護法」を楯に拒否、という事例があったそうです(朝日、毎日)。 厚労省や日弁連からも非難が出ている模様。 事情が良くわからないのですが、これは全面不開示だったんでしょうか? 見ず知らずの第三者からの開示なら兎も角、当事者からの開示を拒むとは、それは納得がいかないでしょうし、法の運用的にも問題有りかと。 北九州のセントマザー産婦人科医院で、「染色体転座」による習慣流産のカップルに対して着床前診断を実施(学会の承認有り)→2組が妊娠継続・出産予定だそうです(毎日)。 この「染色体転座」に起因する習慣流産については、06年1月に大谷医師が「学会に承認をせずに行っていた」ことをカムバックして以来、学会のみならず世間一般に議論が起こりましたね。結局06年12月以降日産婦は認めるに至った〜という経緯があります。 その時にも、「着床前診断を実施したからといって着床→妊娠・出産の確立が優位に向上する訳ではない」とかいう議論もありましたが、それでもやっぱり実施に踏み切る誘因作りにはなってるんでないのかな…とか思いますね。 神戸市立医療センター西市民病院で、同意書を得ないまま研究目的でC型肝炎患者から採血、ということが発覚だそうです(朝日)。 これは以前、乳がん患者に対して同意書をとらずに臨床試験をしていた病院がある…と報道されていたところですが、市の調査で新たに発覚の模様。 この記事って、前回の乳がんのケースでも朝日が一番で報道していて、さらに、今回のC型肝炎のケースでも朝日が「いの一番」で報道しているんですが?独自記事? あと、ちょっと前の記事もメモ。 薬害C型肝炎訴訟名古屋地裁判決に対して国側控訴と(毎日)。 実施中に患者が死亡したケースを発端に話題となっていたライブ手術に関して、3学会が指針を作成だそうで(毎日)。 もう、Web上でガイドラインは読めます(日本心臓血管外科学会の該当頁)。 >インフォームドコンセントでは、教育効果により将来の患者治療に寄与するところはあるが、本人にとっては利益がないこと、むしろリスクが増すこともありうることを患者に伝える必要がある。 「 ライブ手術が本人に全く益がない」と伝えることが要件化されているというのは、IC理論の基本から言えばもっともなことです。これが医療者側から「必要だ」と認識されるようになったあたりが日本の生命倫理の浸透なんでしょうか?とか思いました。 本日は実家に帰る予定でしたが、道中盆祭で国道封鎖とアナウンスがあり→まだこちらに留まるハメに。 何となくTVをつけたら「わたしが子どもだったころ」という番組にみうらじゅんが! 好きな子への告白をラジオへの投稿を通じて行うことを計画→失敗って話が面白かったです。あと、幼少の砌から仏像に興味を持っていた…というエピソードも。 |
by vla_marie
| 2007-08-13 18:50
| なるほど
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