米で5例同時の腎移植手術があったそうで… + ほかメモ |
21日付けのCNNが報じていました(リンク)。原文が読みたい方はコチラ。 基本的に親族からの移植ということもありますが、善意で臓器を提供された方についても名前が出てますね、英文記事。匿名原則が(連邦法の)法規上にあるわけではないし、別に隠すことでもないのでしょうかね。。。 というか、米国のこの領域の法律関係については州法にあたらないとわからないので、今すぐにはコメントできませんが…。 米国でも生体間移植が増加しているとのことですが、背景には腎臓の不足があるのはそうなのでしょう。また、医師の方も「成功率が高いから」生体肝移植を好む」ということが指摘されています。ふむふむ。 というか、記事からはこの5例を同時に行う必然性があったのかどうか読み取れないのですが。もしや、これは記録に挑戦ということであって、同時に行う必然性は無かったのでしょうか…。 さて、oka氏から教えてもらったのですが、徳洲会病院が宇和島でのケースについてWeb上で公開しています(リンク)。これは、同会の広報誌「徳洲新聞」からの転載ということですが、自分は紙媒体のものを持っていませんので、内容が一致しているかはちょっとわかりませんね。 後輩に送ってくれるように頼んでいるのだけど、何故かまだ届かないんですよ…。郵便事故? リンク先で、広大の難波先生という方が万波先生を養護されています。「病気腎移植が法的に問題が無い」と主張されていますが、過去記事にもあるように、個人的には触法行為であった疑いがあると思います(無許可斡旋)。 また、「倫理委員会など公開性を求める声はメディアが作り出したもの」という批判的発言がありますが、確かに和田移植以来そういう風潮があった感は否めません。しかし、現況の議論は実質が伴わない手続きのみの正当さを求めているわけではないでしょうし、もしそのような傾向があるとしても手続きを軽視して良いわけではないでしょう。 また、難波先生は「臓器の保存性は低く、緊急性があるから倫理委なんて開けない」と主張されますが、確かに迅速に倫理委を開くことが出来る医療機関は少ないかと思います(大病院でも設置していないところがあったのに…個人病院ならなおさら)。 ただ、個人的に思うに、腎移植の実施機関が多過ぎとるいうことがこの背景にはあるのではないのですか? 全国で移植の実績がある医療機関は238件という話がありますが、年間の移植件数は1,000件程度のはずです。明らかに他の移植医療に比べて多過ぎます。こうした高度な医療技術を要するものについては、機関を絞り込み、集中的に行うことによって臨床データを蓄積したり効率的な医療を行い得る(また、倫理委の設置も確実となる)…と考えるのがスタンダードな考えだと思うのですが? 患者としても、年間数件しか移植の施術をしていない医師に自分の体を任せるのは抵抗があるように思いますし、医師の側にも施術の件数が多い方が技術の獲得になるのでないのでしょうか? 何か、これには裏があるんでしょうか? まさか「移植もできる」ことを看板にしたいとか、そういうビジネスの誘因があって細々と移植を行っているってことは、無いでしょうね。というか、あったら幻滅しますが(ぉぃ。 演奏会(のようなもの)2つ終わりました。 昨日よりは体調が戻ったのですが、リハーサル中に頭痛が再発、昼過ぎに咳止めも切れてきてちょっとピンチでした(病人が病人を慰安演奏の巻)。やはり(私の)練習量が少な過ぎました、ブリテンはてんで弾けませんでした。ご迷惑をおかけしまして…残念です。 午後からはアンサンブル大会でしたが、これも思ったより弾けませんでした。 久しぶりに大学のホールで弾きましたが、音響の悪さがたまりませんね。アレに慣れていたとは…、恐ろしい。 |
by vla_marie
| 2006-11-23 22:46
| なるほど
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