臓器売買事件でドナーに略式命令、ほかメモ |
ここのところ、広告トラックバックが酷いです。URLの拒否設定などで対応していましたが、この度、「禁止キーワード」を設定致しました。ほんとはこんな「言葉狩り」みたいな事はしたくないのですがねぇ。。。 追記:トラックバックも不可にしました。件数が多くてやってられません>広告削除。 ここのところさぼっていたニュースの整理をば。 26日には、宇和島で起きた臓器売買事件のドナーの女性に対して宇和島簡裁は略式命令を出した、とのことです(朝日)。 27日には、高田夫妻の代理出産問題で、東京高裁は品川区の申立てた許可抗告を認めたそうです(読売)。この問題の決着は最高裁に持ち込まれる事になりました。 この件に関して、向井亜紀のコメントが既にいくつかのスポーツ紙に載ってますね(日刊スポーツ)。 死後生殖児判決の結果から察するに、私の予想では最高裁は実子である事を認めないと思いますが、「懐胎・出産の事実を持って、子を産んだ女性を法的な母親とするのはそもそも判例理論であるので、判例の変更によってこれを覆す事は可能だ。」という意見も私の周囲にはありました。 確かに、現行法の解釈上死後生殖によって生まれた子を実子とするのはかなり難しいですが、代理母のケースであれば判例変更と言う大技が使えなくもない…かな。 ちなみに27日には、産科婦人科学会はが50代の女性に代理出産をさせた根津医師の処分を保留したと報じられていました(朝日)。 「50代女性の妊娠出産に関するデータは世界的にも貴重だ」という慶応大の吉村泰典先生の最後の一言、コレは事実なんでしょうけど、このケースを明らかに研究対象として見ている言葉遣いでは?あまり心証を良くされない方がいらっしゃると思うのですが…。 これらに関しては、ここのところ頻発する生殖補助技術を用いた親子関係の複雑化の問題に対応するためにようやく立法への動き出しが見られたようです。超党派の国会議員グループ「生命倫理と生殖技術について考える超党派勉強会」(清水嘉与子会長)というところが、議員立法での法案提出に向けて動いているようです(神戸新聞)。 清水嘉与子氏はブログをもたれているようですからリンクを貼っておきますね(リンク)。看護師出身の方のようです。 この勉強会の構成が分からないので何とも分からないけど、来年に控えた選挙との絡みがあるのかないのか…気になる。 なんか他にもあったのですが、今日はこの辺で…。 |
by vla_marie
| 2006-10-30 05:48
| なるほど
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