臓器提供の意思がネットで登録できるようになる…って、これで良いの? |
今年3月31日には国会に臓器移植法の改正案が提出されていますが、現段階では成立の見込みが薄いと朝日新聞は報じていました(記事)。この改正案の内容や、改正案が提出されるに至ったプロセスについても色々あるのですが、それは読売新聞の社説を頼るとして(ぉ…(記事)。法案(改正案)通過の見込みが無いということを考慮してなのか、臓器ドナー登録をネット上で可能にする試みが為されるようです。これも、4月6日付けの朝日新聞をご覧下さい(記事)。 その後、第3案も4月4日に提出されたようです。西日本新聞が伝えていました(記事)。(最終更新:10 avril 2006) 何か、この記事を読む限りちょい問題があるシステムのように見えますが?ハテ?┐(゚〜゚)┌ 本人の「書面」による意思表示が無ければドナー登録できない云々というのは、プリント・アウトした書類に署名するだけでも良いとのことで大分簡単になってますが(プリントアウトするのめんどいけど)、これ、何かヤバくないですか? 記事を読むと住所・氏名・メアドを打ち込めば登録できるように書いてあります。また、カードの所持の有無に依らず本人の意思を確かめることができる…とも。うーむ、本人確認が不十分なような…。 例えば、本人ではないがそれらの情報を持っている第三者(知人とかなんらかの名簿を持っている人とか)が勝手に登録できちゃうんでないのでしょうか?署名が必用であっても、脳死判定の際にいちいち(プリントアウトした書類に対して)筆跡鑑定を毎回やるのでしょうか?謎ですね。 また、「ネットを使って登録すれば、カードの有無が分からなくても、家族の要望があれば検索し、意思を確認することができる」ってのが、良くわかりませんね。元々登録した方の本人確認が不十分であれば、ドナー登録の有無の照会を求める者の本人との続柄の確認も難しい訳で…かと言っても一般に広く公開してしまうのは個人情報保護との絡みで困難な気もするし…。う〜む、誰かこの辺りどういうシステムなのか説明して欲しいところです。 |
by vla_marie
| 2006-04-07 14:55
| なるほど
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