小児脳死判定、24時間間隔で |
5日、厚労省の研究班(研究代表:貫井英明)が、6歳未満の小児脳死判定の基準を案をまとめ、同章臓器移植委員会で公表したと報道されています(毎日、産経、CB)。 併せて、(小児に多い)いわゆる「長期脳死」も臓器提供の対象となることが確認され(読売)、虐待児からの臓器摘出の防止マニュアル案も公表されたようです(朝日)。 毎日記事からは、この小児の脳死判定基準は10年前の旧研究班の成果をそのまま使っているように見えるのですが、これで良いのですか? 似たような問題は、現行の臓器移植法の脳死判定基準を定める際にもありました。いわゆる竹内基準にはいくつか疑問が呈されていたにも関わらず、旧厚生省サイドは新たにデータを採ること無く、既存のデータと研究成果の検討のみでGOサインを出して(要するに書面審査的な手法)、結果、慎重派から批判を受けたのですが…また、同じことを繰り返すのか。 とはいえ、今からデータ採ったら7月の改正法全面施行に間に合わないでしょうね。強引に基準作りのハードルを突破せざるを得なかったという、役所の事情はあるでしょうけど。 |
by vla_marie
| 2010-04-07 05:18
| なるほど
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