臓器移植法案、第4案の続報(その2 |
15日に、噂の第4番目の法案が提出されたとニュースでやっていました(毎日、東京新聞、読売、朝日)。 15歳未満に関しての摘出要件につき、本人の意思を尊重した上で家族の同意と第三者機関の審査で可能とする案だとされています。一方、読売報道では脳死判定については現行法と同じとされているのですが、これは間違いでしょうか? 当然のことながら、移植法下での移植は脳死判定→臓器摘出で行われるわけです。脳死判定に際して、現行法は本人の書面による同意があり遺族の拒否がないことを要件にしていますので、摘出要件だけに年齢緩和案を噛ましたとしても脳死移植の場合にはほとんど現行法と違いがないことになります。一方で、三徴候説によって死亡した者からの臓器摘出については、現行法よりも要件が緩和されることになりますが。 結構、報道が怪しいので法案が出てみないことにはなんとも判断つかないです。16日現在では、提出したことしか確認できません(衆議院法案)。 改正案の内容もさることながら、毎日の報道にもありますが、採決の順番が問題になってきているようです。 さて、早くもこのD案には患者団体から批判が出ている模様(日経)。ついでに、A案を支持するこんな会議もあったようです(毎日)。 |
by vla_marie
| 2009-05-16 23:35
| なるほど
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