臓器移植法改正案、第4番目の法案登場か?(追記 |
なんで今移植法改正案が議論されているのか、3つある改正案の違いはどうなのか、読売記事にまとめが出ています(読売)。外圧がやはり大きいようで。 20日くらいからこちらにかけて、3改正案の折衷案として、第4案を模索する動きが出てきていました(読売(20日)、読売(23日)、時事(23日)、産経(24日))。(最終更新:25 février 2009) 23日には、C案(厳格化法案)の勉強会も開かれました(USFL)。24日には公明党も勉強会を開いたそうです。 報道によれば、第4案の提出をリードしているのは衆議院厚生労働委員会の鴨下(自民)ー藤村(民主)両筆頭理事とのこと。 追記:内容に関して報道が出ていました。 内容としては、当初はA案を軸にした折衷案を目指していたそうですが、ここに来て早期法案成立を目指して15歳以下のところだけ改正できないか〜ということで調整しているようです(産経(25日)、読売(25日)、日経(25日)、時事(25日))。 そこで出てきたのが、1).年齢制限を撤廃(A案)しつつ小児については家族の同意と第三者機関の審査を入れる、2).脳死の定義は現行のまま(B案)、3).脳死判定の厳格化(C案)という話。 しかし、また動きがあって、どうも3).は外す方向になったようです。 現行の脳死判定基準は医学的に困難という事情から、6歳未満の脳死判定をしないことにしているが、しかしながら結局こいつを外さないと小児移植ができないと批判があったのでしょう。ただ、判定基準そのものは法律で定められているわけではないのですが…。 基本路線は、成人についてはOpt-In方式を採用しつつ、未成年者については家族の同意でOKとするということなのでしょうか? アメリカ方式に近いようにも見えますが…その実小児移植を可能とするために、子供にだけ特例を作る内容になりそうな予感も。 |
by vla_marie
| 2009-04-24 23:55
| なるほど
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