生殖補助医療で取違え→中絶…(追記2 複数受精卵移植も! |
先程、ニュースで見ました(愛媛新聞、読売、毎日、毎日、読売(関西)、産経)。 追記:当初報道では勝手に中絶という話がありましたが、違うようです。 20日には、県と市の保健所が立入検査(日刊スポーツ、朝日、新たなミス防止マニュアルを作成とのことです。 まとめはこちら(47News)。(最終更新: 26 février 2008) 追記:24〜26日に報道された記事では、病院側の担当医が複数の受精卵を移植していたケースが3割に上ることが病院側の調査で分かったそうです。これは、日本産科婦人科学会のガイドラインに反する行為です(朝日、読売、産経、読売(大阪))。また、受精卵の廃棄数のチェックが甘かったとか、同時に複数のシャーレを操作する、配置されていた技官が他の業務に従事していて実質1人で作業を行っていたこと、中絶前に早期の鑑定方法を紹介・斡旋しなかったことなど…次々に問題が明らかになっています(朝日、毎日、毎日(21日))。他多数記事有り。 日本は学会の書類審査でコントロールしていることもあって、生殖補助医療の実施機関がかなり多いです。現場に色々バラツキがあるのは前から良く言われてましたし、この取り違えの危険性も以前から指摘されていました。 一方、諸外国には実施機関を国家管理するという政策を採っている国もありますが、この問題を契機に日本もそう舵を切るのか? 個人的には一気にそっちには進まないと思います。 産の問題に国が口出しをするのは、当事者も医療機関側も望まないでしょうし…。 追記:問題の取り違えの報告以降、院長からも学会指針を守り複数卵の移植をしないように言われていたにも関わらず、この担当医はガイドラインを守っていなかったと報じられています。 とはいえ、学会のガイドラインは本来法的拘束力を持ちません。もっとも、学会側で何らかの処分(ex.除名)をすることはあり得ますが。日産婦も事情聴取をするようです(毎日)。 一方で、取り違え問題を重大視した香川県は、この医師を地方公務員法の懲戒規定に準じて処分(定職or 減給)することを検討し始めた、と報じる記事もあります(ex.読売、産経)。 私は今日(19日)は歯科で治療、来月から顎関節症の治療方針を決めます。 歯科に行ったのに、右目が腫れ上がっているので、眼科に行くことを勧められました。明日行きます(ぇ。 |
by vla_marie
| 2009-02-19 23:41
| なるほど
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